所感・3
2005/4/15
ええっと、お楽にしてください。
パパーノです。
私は飲むのも好きなのですが、食べるのも大好きでして、自分で料理もします。 休日の朝昼晩、と機会があれば料理を作るのですが、目的が2つあります。
一つ目は自分のためです。私は、大体、好き嫌いはなく、なんでも食べるほうですが、 特にトマトを煮込んでオリーブオイルの香りをたっぷり効かせたイタリア風の料理が 好きなのですが、家内がそういうものを嫌いなものですから、どうしても食べたい ときは、自分であれやこれや工夫して作って食べます。これは、作りたいものも 決まってますし、自分で気ままに、極端な話失敗してもいいので、簡単で、リスクフリー、 しかも、たいてい自分では大満足です。
もう一つの目的は、家族のために料理をする、です。これは、休日の夕食などは 100%そういうシチュエーションなのですが、なかなか難しい。
まず、一点目は予算と材料が限られている、という点です。当然、スーパーで材料を買うに しても、常識的なコストに抑えなければなりませんし、冷蔵庫にある材料もうまく 活用する必要もあります。当然、自分の技術で扱える範囲のものでなければなりません。
二点目は、顧客満足度、といいますか、家内と娘と両方を満足させることのできる、メニューを 考えて作らなければなりません。何が食べたい、と聞いたところで、何でもいい、という答えが 帰って来るのがオチで、しかも、家内も娘も嗜好が違います。 これはアタリマエなんですが、家族が喜んで食べてくれて、しかも、統一感のあるメニューを 毎回、自分で考えなければなりません。しかも、二人とも口に合わないと絶対に食べませんし、 同じものばかり食べるのもイヤというなかなか、ハードな顧客です。体調や、気分なども 考慮する必要があります。
当然、先ほど述べた材料や予算の範囲内で考えなければなりません。
三点目は、時間です。家内によく言われるのは、「6時までに作って」ということです。 わかったわかった、と言いながらどうしても6時半や7時になってしまうところが、普段の 仕事っぷりと一緒でツライところなのですが、ま、たとえ遅れたとしても常識的な時間には 仕上げなければなりません。メニューを決めたり足りないものを買いに行ったり、 そんなことも含めてスケジューリングして、推進する必要があります。
しかも、5時くらいになって、「ちょっと買い物に行ってくる」と出て行ったきり、なかなか 帰って来ない。こちらとしては、いつ料理に火を入れるか判断がものすごく難しい。ちょうど 帰って来るころにタイミングを合わせて、仕上げるようにしなければなりません。
こんな、トッパツ的なリスクに対する対処も十分に考慮して、満足のいく夕食に仕上げるのは 、なかなか難しいのですが、毎回、とても楽しいチャレンジです。
このことを仕事に結びつけると、なんて、皆さん各々できると思いますので、このくらいに させていただいて、結論としては、「材料プロセス技術者ならば、休日には 大切な人のために夕食を作らなければならない」ということで、所感に変えさせていただきます。
何か連絡事項はございませんでしょうか?−なければ朝会を終わります。
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