社内のシンポジウムの発表準備や、昇格候補の研修が大詰めで、発表原稿のチェック、プレゼンの練習
、資料の修正、等で夜遅くまで残っている若手社員が多く、夜9時以降になっても、
話相手が何人もいるので退屈しなくなりました。ここぞとばかりに、
ディスプレイを横から覗き込み、
「それじゃ誰にもわからんよ、難しい仕事をしているのは
アタリマエなんだ、それに対してどんな取り組みをしているか、
そこを素人にもわかるように、スライドの構成を考えるんだ」
とか、
「その論旨からいうなら、いっそのこと、
この絵はもっとシンプルにして、むしろ、こちらを強調したほうが分かりやすいんじゃないか」
とか、
「このスライドで何が言いたいのかポイントを絞ることが大事なんだ」とか、
「君の仕事の重要度は、マーケットの大きさで測られるんだ」とか、
「最後に事業の大きな絵が欲しい」とか、
「半角英数のフォントはTimes New Romanにしなけりゃ」
「半角カタカナはやめろ」
「その四角の角の丸みが気にいらない」「線がちょっとはみ出している」
「ここは薄い黄色にするべき」
「愛のメッセージを入れてほしい」「君の笑顔は素敵だね」などと
先輩風を吹かして得意になっていると、嫌われるもとです。気をつけましょう。
私自身、そんな研修が2つも並行して入っており、しかも、思うように進めることができずに
いるため、焦るばっかりで少し情けない思いをしています。そんなときに頼りになるのが
、同じ研修を受けている仲間です。
「Tさん、調査進んでます?」
「じぇんじぇん。」
「確認会議、開かないといけませんよね。日程調整しました?」
「じぇんじぇん。」
「でも、来週、報告会でしょ?」
「アメリカ出張だも〜ん。」
「・・・・・」
−実話ですが、ま、こんな人は例外です。
となりの研究所のKチームリーダなどは、所長命令で、この2週間は仕事を全面ストップして
研修をやり遂げろ、ということになってしまったようです。実際、研修の成績が悪いと、
日頃どんな指導をしているのか、と上司は厳しい追及を受けるのです。部下の育成、昇進は
自分の成果でもあり、しかも、若手抜擢が流行りの昨今では、それができなければ上司失格です
から必死です。
他社のことはあまり知らないのですが、ある会社では、昇進試験は論文審査のみ
だそうです。へぇ、うらやましいですね、と言ったのですが、聞いてみると、
やっぱり、上司が見て指導し、
チェックし、修正し、書き換え、結局、本人を審査しているのか、上司を審査しているのか
わからなくなる、ということでした。どんなシステムを作っても、こちらもそれに適応した
戦略で対応することになるので、一緒といえば、一緒です。
あいも変わらず、毎日遅くに家へ帰っている私ですが、
年の瀬もおしせまり、最終の特急電車も結構混雑しているので、たまに座れないときもあります。
この間通路に立っていたら、
IBMのノートパソコンを開いてなにやら仕事をしている人がいたのですが、
どうしても、画面が気になり、覗いてしまいます。すると、デスクトップの壁紙が「おけいはん」のアップの写真でした。
日本全国の一部の間では、おけいはんのCMが大評判で、
京阪電車もだいぶ株をあげたようなのですが、そういえば、この12月1日(2003年)から
「おけいはん」が二代目になる、ということです。
その前は山口智子を
起用して(注1)、お金をかけている(予想ですが)わりには、印象の薄い、
イメージだけのCMだったのですが、
おけいはんは当たりだったと思います。彼女はどこに住んでいるんですか
と大真面目に質問する人もいたそうで、おけいはんが実在の人物だと勘違いしていた
人もいくらかいたらしい(本当にそうらしい−参考資料)。もちろん、女優さんが演じていました。
これまでのおけいはんは水野麗奈さんだったのですが、パパーノは、結構、好きだったので、少し寂しい気がします。
なんと、水野麗奈の公式ホームページもなくなってしまったようで、どうしちゃったんでしょう。
これからの活躍を期待してるのですが。
ナゾのシンガー中之島ゆきの唄うイメージソング
「出町柳から」。買いました?サビの部分をダウンロードできますので、試聴してみてください。
タワーレコード難波店の邦楽インディーズチャート(5月26日〜6月1日集計分)で1位になったらしく、売れているようです。
10月11日に日比谷公会堂のライブで、中之島ゆきが
誰か初めてお披露目されたそうです。私は知らないのですが、元CoCoの三浦理恵子だそうです。
詳しい人は、CDのジャケットに書かれているクレジットで所属事務所がすぐわかり、だいたい予想がついていた
んだって。(
参考資料−ナフタリンズ京阪)
覚えやすいメロディーとアレンジでなかなか悪くありません。
ところで、おけいはんの上司は樟葉部長だそうです。登場した覚えがないのですが、人物紹介によれば、
「「おけいはん」の勤務先のシブイ上司。仕事がデキるクールな男性…。のはずが、「おけいはん」との出会いで少し調子がくるってしまう。たまにトンチをきかせて笑いを取ろうとするが、あまり得意ではない様子」
だそうです(注2)。まるで私のようだ。私の場合は普段から調子がくるってますが。
上司にしてみれば、主事を必死に指導して副参事に上げたとすると、
自分の「チームリーダの椅子」をひょっとすると脅かす、そんな人間を一人作ってしまうわけで、
なかなか心中は複雑なものなんだろうな、と思います。自分が、次はこいつを
昇格させよう、と思っていても、所長からトップダウンで、あいつや、と言われたら
従わざるを得ないし、なおさら面白くないでしょう。
なんで、こんなヤツのために俺が苦労しないといけないんだよ、と内心思っている
、少なくとも、思う瞬間もあることでしょう。
イヤイヤ研修を受けるほうも大変です。
「いやなら止めるという選択肢もあるんですよ。」
「あ、なら、やめます。」
「うん、そうか、やめますか・・・え?ん?な、なにぃ?その考え方がダメなんだよ。だいたい、君はなぁ、・・・(説教3時間)・・」
実際、脱落する人も中にはいますが、大抵は許されません。
「君だけならいいけど、チームの皆に迷惑がかかる」
などと言われますが、それって理不尽な理由ですよね。
それなら、候補に挙げなけりゃいいのに。
なんか、普段はそうみえない上司がいきなり全体主義風、体育会系むきだしに
なったりします。でもね、
親切に指導してもらえるうちは、まだいいんですよ、苦しいかもしれませんが、そう前向きにとらえてください。
そのうち、いつの間にか誰か後輩の指導をしている自分を発見することでしょう。
今の研修は、7人のグループで進めているのですが、地方の事業場へ出張で行く日もあります。 この間は敦賀へ行ってきました。帰りに緊急の用事がない4人で一杯飲んで帰ってきた のですが、海千山千の一筋縄ではいかない人が集まっているだけに面白かったです。 がらえび(地味な色の大きい甘エビといった感じ)、へしこ(さばのぬか漬け、しょっぱいがおいしい。)、 くものこ(タラの白子)などを食べました。どれも、美味しく、「黒龍」という日本酒も よかったです。 ただ、天気は、雨降りで寒く陰鬱な感じで、
さすが、日本海側、日の入りが早い
と思ったけど、それは気のせいです。
さぁ、締め切り間近、追い込みだ、頑張ってお茶を濁そう。
4コママンガ<ハムとラン> とキャラのページ (c)Shimamura,T |
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hardy@max.hi-ho.ne.jp |
京阪のキャンペーンキャラクターは
1992年 蓮舫
1993年 仙道敦子
1995〜6年 山口智子
1997年 渡辺満里奈
そのあと、伊武雅刀もキャンペーンしていましたね。1〜2年で変えてきて、その流れでも
あるんですね。ただ、今回の「おけいはん」は明らかに路線が違うように思います。
架空の淀屋ファミリーを設定し、主人公のおけいはんを中心に、明快に面白くストーリーを作ってあるし、
その魅力で上手に京阪をアピールしていると思います。ひらかたパークも、数年前から
CMが急に上手になったように思うし、叡山電鉄なども含めて統一感のある
イメージ戦略があたっていると思います。優秀なブレーンがいるんでしょうね。
悪い、とは思うのですが、ゆるしてちょーだい。