後、議事録が配布されるまでどれだけの時間がかかるでしょう。
前に読んだ本では3日〜1週間と書いてありましたが、
実際、1週間以上もたつと、今更発行してもしかたないし、恥ずかしいしなぁ、
などと思ってしまい、ますます、億劫になり結局ウヤムヤになるにまかせたり
して、後から困ったことになったなんて経験を持っている人も
多いのではないでしょうか。
簡潔に結論をまとめるというのが、ひときわ難しく、特に
共同実験とか、デモ実験などの立会いなどでは
内容の詳細に触れずに誰にでもわかるように
簡潔にまとめるのは本当に難しい。
「君、こんな長い報告書を出してもらったって
誰にも理解できんよ。結論はなんなんだね?」
「こんな程度の文章を読めないで
何がマネジメントですか?頭悪いんじゃないですか?」
なんて言ったら一発でリストラです。
この一週間で議事録も配布し、報告会もすませ、このコラムも4回も更新し、
What'sNewに書きなぐり、我ながらよくやるわ、と思わなくもないのですが、
今回の出張のまとめはこれで最後です。
なお、このコラムを読んだ人は、私が休みをとってビールとグルメの旅に
行ってきたのかと思うかもしれませんが、すでに書いているように、
仕事です。ただ、仕事の話は機密の関係で書けませんから、
本当は仕事の中身のほうが数百倍濃いのですが、
やむにやまれず、それほど時間とパワーを割けなかったために内容の薄い
旅行記を書いているのです。そこのところ、誤解がないようにお願いします。
繰り返しますが、仕事はちゃんとしてきたってば、本当です、お願い、信じてください。
旅行中、じゃなかった、出張中に、持って来ればよかった、と思ったものの筆頭は「スリッパ」です。
海外旅行に慣れている人はあたりまえに思うでしょうが、私は甘かった。
スリッパ買っておいたのですけどね。スーツケースもアタッシュケースも
一杯だったので、置いていったのです。飛行機が水平飛行になったところで
やっぱり持ってくればよかったと後悔。靴を脱いで靴下でいたのですが、
トイレに立ったり、飲み物を頼みに行ったりするのに、靴を履こうとすると
座りっぱなしで鬱血しているせいか、それとも気圧が低いせいか、
足が膨張しているらしく、靴が入らない。
あれは、多分おそらくきっと足が1cmは大きくなっているように
思うのですが、みなさん、どう思います?降りるときに
、誰か日本人が同じようなことを言っていたのを
小耳にはさんだので、多分、誰でも経験しているのではないか
と思うのですが。
スリッパだったらどんなに楽か。
周りを見回すとスリッパを持参している人の多いこと。
さらに、ホテルに入ったら、スリッパが用意されていませんでした。
仕方がないので、部屋の中は靴下で歩き回るはめになったのですが、
やっぱり、気持ち悪いですよね。
具合がよかったものは、というと、衣類圧縮袋です。行きも、下着類などシワになって かまわないものは圧縮袋に入れて圧縮して持って行きました。一つ大きめのを余計に 持って行き、帰りはカッターシャツ(関東でいうワイシャツ(注1))も、セーターも 全部圧縮して帰ってきました。それから、長期滞在の可能性もあったので、 洗剤の小袋を持って行きました。下着類は風呂入るときに一緒に洗濯したのですが、 暖房がオイルかスチームのヒーターだったので、はしご状になっている パイプにひっかければ、寝ているうちにうまく乾き、具合がよかったです。 美術館でもみかけたし、彼の地では、この手のヒーターで集中暖房するのが ポピュラーのようでした。ちなみに、私が行く前の週はとても寒く、雪が数cm積もった そうですが、行ったときには雪は完全に融けてなくなっており、時折、ちらつく程度 でした。ところが、22日の日曜日から20cmも積もる大雪が降ったそうで、 すごくラッキーだったようです。
をしましょう。もともと、21日の飛行機で帰る予定だったのですが、
20日に変更したところ、フランクフルトでの乗り継ぎの時間が30分ほどしかない便に
なりました。行きは少々不安だったのでスーツケースも機内に持ち込んだのですが、
帰りは預けることにしました。チェックインの時、
フランクフルトで荷物を一旦受け取る必要があるか聞いたところ、
「必要ない。ちゃんと、荷札はKIX(関西空港)となっているから
大丈夫。それよりも乗り換えの時間がタイトだからフランクフルトでは
急がないといけない。」と注意してくれました。
さてミュンヘンでの搭乗は予定
通りだったのですが、
飛行機がなかなか出発しません。窓の外を見るとルフトハンザ機が他にも
並んで待機していて離陸の順番待ちです。まだかまだか、と時計と睨めっこです。
刻一刻と、乗り換えの時間がなくなってきます。40分遅れて出発、
フランクフルト空港に降りたときはすでに関西空港行き飛行機の
Boading timeは過ぎています。
一番後ろの席だったし、アメリカ人と思われる一団が前にいて
モタモタした感じなので少々不安です。
"Excuse me, but I have no time to transit!"と繰り返し、人をかきわけかきわけ
通路を急ぎ、飛行機を降りると
走って、次の搭乗口へ。あらかじめスチュワーデスに
到着ターミナルの番号を訊いておいたし、幸い、行きと同じターミナルなので
地下の連絡通路は長いけれど、勝手はわかっています。とにかく走りました、ああよかった、
スーツケースを預けておいて。出国審査は、パスポートをチラっと見るだけで列も短く、
よかったなんとか間に合った。
乗り継ぎ便もフランクフルトで滑走路
が一つ閉鎖になったとかで、1時間ほど離陸が遅れました。関空では、
なかなかスーツケースが現れず、一人減り、二人減り、やっぱり、スーツケースの乗り換えは
間に合わなかったのかな、駄目でも後についてもかまわない物ばかりだし、まぁいいか、と
あきらめかけたところで、やっとコンベアに乗って現れ、あぁよかった。
帰りの飛行機でも、ビール、白ワイン、赤ワイン、シャンパンと飲んだのですが、ワゴンに
馴染み深いフィンランディア(注2)のボトルがあったので、オンザロックで
レモンを入れてもらい、2杯飲んでとても満足。実は、今もフィンランディアを
飲みながらこれを書いているのですが、やっぱりうまい。
行きの飛行機はデラックスな
大きいエアバスだったのですが、帰りは一回り小さいエアバスでした。
機内の食事も、帰りのほうがしょぼい気がしたのは気のせいでしょうか。
ボーイングとエアバスの大型航空機の競争はどうやらエアバスに軍配があがってきている
ようですが、(
参考資料・「田中宇の国際ニュース解説」のコンテンツ)総二階建ての
A380などビッグプロジェクトもあるようで、これからますます楽しみなところです。
それにしても、エコノミーの座席の狭さはもう少しなんとかしてほしい。
新幹線よりも居住性が悪いぞ。
夜のミュンヘンは、街路灯がみなオレンジ色で、日本の水銀灯のような白い昼間のような 明るさではなく、なんだか夢の中にいるような幻想的な雰囲気で、「ミュンヘンは とても美しい街だ」と言ったら、ドクターW氏に
お前はミュンヘンの一番美しいところを
まだ見ていないはずだ
と言われてしまいました。どこをどう美しいと思ったのか、そんな複雑なことを
英語で表現することもできずに、黙っていたのですが、
少し悔しいです。
やっぱり語学は大事だね。
4コママンガ<ハムとラン> とキャラのページ (c)Shimamura,T |
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hardy@max.hi-ho.ne.jp |
注1)関西で
暮らし始めて、クリーニング屋で初めてカッターシャツという言葉を見て
ただ単に自分がもの知らずなだけだと思っていたのですが、
どうやら、カッターシャツ、あるいは
カッターというのは関西弁らしいですね。マクドナルドの略称の「マック」と「マクド」
のように関東と関西で違うカタカナ言葉はたくさんあります。
なんと、「カッター」はスポーツのミズノの登録商標です。
1918年ごろにスポーツ観戦する人々の「勝った、勝った」という歓声にヒントを得た名前で売り出したそうです。
(2003年6月29日朝日新聞)
ボストンバッグや、ポロシャツ、替ズボン、少女服、なんてのもミズノが大正時代に
名前を発明したらしい。
ちょっとビックリ。
(関連資料
−男の「装い」一科事典のコンテンツ)
注2)フィンランディア
このページを読んでいる人には、おなじみのはずのフィンランドのウオッカ
です。念のため。アルコール度数が40%と50%があります。40%のものは比較的多くの酒屋で
売っていると思います。私はいつも50%のものを買うのですが、2500円くらいだったかな、
そんなものです。40%のものはもう少し安かったと思います。
「豚は太るか死ぬしかない」「二日酔いのバラード」などウオーレンマーフィーの探偵小説
の主人公トレーシーが愛飲する酒です。ハヤカワミステリ文庫で出ているので、
読んでみてはいかが?アメリカンジョーク満載で爆笑です。